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プラセンタ（メルスモン）注射
プラセンタ治療は、人や動物の胎盤から抽出された有効成分を用いる治療法です。その歴史は非常に古く、紀元前の時代から東洋医学・西洋医学の両方で幅広く活用されてきました。現代では、更年期障害の症状緩和やアンチエイジング効果が期待され、多くの医療機関で注目されている治療法です。
【主な治療効果】
- 自律神経調整（更年期障害の症状や不眠・ストレスの改善）
- 美肌・美白効果
- アンチエイジング効果
- 肌の保湿力の改善
- 肌荒れ・炎症改善 など。
プラセンタについて
プラセンタは、日本語で「胎盤」を意味します。お腹の中の赤ちゃんが成長するために必要な酸素や栄養を届けたり、まだ十分に機能しない臓器（呼吸、免疫、排せつなど）の代わりを果たしたりと、胎児の健やかな成長を支える重要な役割を担っています。
プラセンタ治療は、この胎盤から抽出した成分を医療に活用する治療法です。その歴史は紀元前までさかのぼり、古くから東洋医学や西洋医学など、さまざまな分野で人々の健康維持に役立てられてきました。
そして現代では、更年期障害やお肌のエイジングケアにも効果が期待できるとして、多くのクリニックで注目を集めています。
プラセンタ（メルスモン）注射について
メルスモン注射剤は、昭和31年（1956年）に厚生労働省から医薬品として承認された医療用注射剤です。
国内の安全なヒト胎盤を原料としており、健康維持に必要な多種のアミノ酸が豊富に含まれています。メルスモンは発売から60年以上、重大な副作用は報告されておらず、安心して治療を受けていただけます。
プラセンタ（メルスモン）注射の特徴
「なんだか疲れが取れない」「肌にハリがなくなってきた」「更年期の不調が辛い」…そんなお悩みを抱えていませんか？その解決策の一つとして、今、医療と美容の両面で注目を集めているのが「プラセンタ」です。
プラセンタ注射の主な特徴①
プラセンタ（メルスモン）注射には、タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミンなど、生命を育む上で欠かせない豊富な栄養素が含まれています。これらの成分が身体の自然治癒力を活性化させ、様々な不調や病気の改善をサポートします。
病気や症状の改善特に、以下のような症状でお悩みの方に効果が期待できます。
- 更年期障害による諸症状：のぼせ、冷え、不眠、イライラ、頭痛、疲労感、肩こり、腰痛など
- 産後の乳汁分泌不全：母乳の出が少ないと感じている方
プラセンタ注射は、つらい症状を根本から改善し、毎日をいきいきと過ごすための手助けとなります。
プラセンタ注射の主な特徴②
現在、「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類が厚生労働省が医薬品として認可しているプラセンタ製剤です。
プラセンタ（メルスモン）注射は、認可を受けた医師のみが実施できる医療行為です。
薬局などで販売されているサプリメントや内服薬とは異なり、直接体内に有効成分を届けるため、より早く効果を実感しやすいという特徴があります。
当院では、国の厳しい基準をクリアした安全性の高いヒト胎盤エキスを使用していますので、安心して治療を受けていただけます。
プラセンタ注射がもたらす効果
プラセンタ（メルスモン）注射は、人間が本来持っている自然治癒力を活性化させ、様々な身体の不調を改善します。プラセンタが持つ多様な作用は、以下のような症状に効果が期待できます。
主な効果
- 更年期障害の緩和：のぼせ、ほてり、発汗、イライラ、動悸、疲労感などの不調を和らげます。
- アレルギーの改善：気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの症状軽減をサポートします。
- 関節の痛みの軽減：抗炎症・鎮痛作用により、関節リウマチや筋肉痛、肩こり、腰痛などの痛みを和らげます。
- 肝機能の改善：肝炎や肝硬変などの肝障害に有効とされています。
- 精神的・肉体的疲労の回復：抗疲労作用や自律神経調節作用により、不眠やうつ病、自律神経失調症の改善にも役立ちます。
- 美肌・アンチエイジング：ホルモンバランスや代謝を整え、肌荒れ、シミ、シワ、たるみなどを改善し、若々しいお肌へ導きます。
- 冷え性の改善：血行促進作用や自律神経調節作用により、冷えを根本から改善します。
プラセンタには、免疫力や基礎代謝を高める効果もあるため、美容から健康まで幅広い悩みにアプローチできるのが大きな魅力です。
プラセンタ注射の副作用と注意事項
メルスモン注射は、副作用がほとんどなく、安全性の高い医薬品です。
原料はヒト胎盤エキスですが、製造過程で血液やホルモンが完全に除去されるため、肝炎やHIV（エイズ）、狂牛病などの感染症リスクは全くありません。
注射部位に一時的な痛みや腫れが生じることがありますが、通常1～2日で自然に治まりますのでご安心ください。
治療のリスク・デメリットについて
- 厚生労働省の指針により、プラセンタ療法を受けた方は献血ができなくなります。
- プラセンタ投与後の臓器提供は、移植を受ける方がリスクを理解し、同意した場合のみ可能となります。
- 日本プラセンタ医学会の指針に従い、当院では静脈注射や点滴注射は行っておりません。
- ごく稀にアナフィラキシーショックや急性肝障害が報告されていますが、国内での症例はほとんどありません。
- 個人差はありますが、一時的に食欲が増進したり、ホルモンが活発になることで体調に変化を感じる場合があります。
初回のプラセンタ（メルスモン）注射をご希望の際は、事前にお問い合わせいただけますと、よりスムーズにご案内が可能です。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
プラセンタ（メルスモン）注射の安全性
当院が使用するメルスモン注射は、厚生労働省に認可された医療用医薬品です。感染症のリスクを排除するため、原料となるヒト胎盤は厳格なウイルス検査を行い、製造過程で高圧蒸気滅菌などを実施しています。
献血や臓器提供に一部制限はありますが、これまでメルスモンによるウイルス感染の報告はなく、安心して治療を受けていただけます。
ウイルス・細菌に対する安全性
メルスモン注射は、厚生労働省の厳格な基準をクリアしたヒトの胎盤を原料としています。提供者の胎盤は一つひとつ丁寧にウイルス検査（HBV、HCV、HIVなど）を行い、すべて陰性であることを確認しています。
さらに、最終的な製造工程では121℃で30分間の高圧蒸気滅菌を実施し、ウイルスや細菌の感染リスクを徹底的に排除しています。
現在まで、メルスモンによるウイルス感染の報告はありません。
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病（vCJD）への対策
メルスモン注射剤の製造においては、**変異型クロイツフェルト・ヤコブ病（vCJD）**の感染リスクにも万全の対策を講じています。vCJDとは、プリオンというタンパク質が原因で脳に障害を引き起こす極めてまれな病気です。メルスモンでは、狂牛病が流行した時期に該当する地域に滞在歴のある方の胎盤は使用していません。また、製造過程で高熱処理を施すことで、ホルモンやタンパク質を分解し、さらなる安全性を確保しています。
献血・臓器提供に関する制限
メルスモン注射剤によるvCJDの感染報告はありませんが、理論上のリスクは完全には否定できません。このため、メルスモン注射を含むヒト胎盤由来の医薬品を投与された方は、献血ができません。また、臓器提供についても原則として控えることが求められます。ただし、移植を受ける方が医師から十分な説明を受けた上で、提供に同意した場合は可能です。
治療の流れとカウンセリング
プラセンタ注射は、週に1〜3回のペースで治療を行います。
効果を実感するまでの期間は症状によって異なりますが、目安として3か月から1年間ほど継続することをおすすめします。
多くの方が、治療開始から2〜3回目で何らかの効果を感じ始めます。症状が改善されたら、徐々に治療回数を減らしていくことも可能です。
当院では、治療を始める前に患者さま一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングを行います。
お悩みや疑問点をしっかりお伺いし、不安を解消したうえで治療を進めますので、どうぞご安心ください。
料金
自費治療
| 初診 | 2,000円(税込) |
|---|---|
| 再診 | 550円(税込) |
| １A（アンプル） | 1,000円(税込) |
| ２A（アンプル） | 1,800円(税込) |
※プラセンタ（メルスモン）は1回あたり皮下注射ないし筋肉注射投与です。
保険診療
更年期障害の診断名があり、かつ年齢が45歳から59歳の女性の方は、保険適用での診療が可能です。
詳しくはお問い合わせください。
